2014年7月27日 「うちにある命の泉」


2014727日の礼拝メッセージはヨハネ4:14を中心に「うちにある命の泉」と題して話されました。イエスとサマリアの女の物語は、全ての信者のクリスチャン生活の動機と福音宣教に対する動機に関して沢山の教訓を教えています。

サマリアの女は、キリストに来る全ての人々を代表していると同時に、イエス様自身から、人をキリストに導くためにどうすればいいのか5つのことを学ぶことができます。 

① 神聖な目的(4:4-9)。サマリアを通らなければいけないのは便利な道程である以上に、女に対して神の神聖な目的を成就する為でした。井戸とこの時間帯は女の罪ある生活を語っていますが、そのような生活から逃れたいという彼女の心の嘆きは、天に響いていました。そして、今まで取られる事ばかりだった彼女に、神による可能性を見抜かれたイエス様が「水を飲ませてください」と願われた。こうしてイエス様が彼女の状況と一体となりました(ヨハ8:48)。

② 知識の力(4:10)。彼女が無知であったことには2つあります。「神の賜物」とそれを与えるのは「誰か」ということです。これらのものは1つで同じものです。神の御子イエスです。

③ 視点の問題(4:11,12)。彼女は自然的な視点でしか見ることができませんでした。その上、宗教と文化の伝統に縛られ、ユダヤ人のイエスは自分に関係ないばかりではなく、イエス様自身をも助けることに無力(汲む物はない)であるように見え、語っている水の性質もしりませんでした。

 心に触れた約束(4:13,14)。イエス様は彼女を叱ったのではありません。むしろ、彼女が哀れな生活から脱出する鍵を差し上げました。それは、彼女の内で永遠の命に至る泉となる井戸で、この後に決して乾くことなく、彼女の魂の住所を変える泉の水です。

 新しい人生へとあと一歩(4:15)。彼女の人生と永遠の運命を変えた2つのことばは「ネバーアゲン(又とない)」と「ください」です。彼女のみじめな過去を代表した「ここ」にまた行くことはありません。しかし、その同じ「ここ」が神に仕える新しい将来への出発点となりました。あなたはいかがでしょうか。これはあなたの経験でもあるでしょうか。