2014年6月29日 「盛大な祝いの夜」


2014年6月29日の礼拝メッセージは出エジプト記12:40-42から「盛大な祝いの夜」と題して話されました。

430年の奴隷生活をしてきたイスラエル人の人生に大変化が起ころうしていました。誰も変化は好きではないでしょう。しかし、変化がなければ信仰生活は停滞し活気を失い、信仰が止まってしまいます。それを予防するため、私たちがクリスチャン生活を楽しむためと、信仰が成長するために、ユダヤ人のエジプトからの脱出に関わる出来事が教訓を教えています。

① 十字架上のキリストの犠牲を観賞すること(12章)。過越しの祭りはキリストの死を象徴しています(1コリン5:7)。イスラエル人は過ぎ越しの羊を食べることで、これから先に起こる解放に目を向けますが、私達は神の子羊、キリストを信じ受けいれることで、過去に起こった十字架に目を向けます。イスラエルの救出にある、急いで起こり(12:11,33)、新しいスタート(12:2)、神々の支配から自由になり(12:12)、区別された(11:7)、これらの全てのことはキリストによる救いを語っています。

② キリストと彼の教会に献身を実証すること(13:2,12,13)。聖別は神の所有権を示しています。エジプトの初子の死によってイスラエル人の命が無事であったので、彼らは自分の命を神に捧げなければならなかった。そのように、私達もキリストの死によって救われたので、自分を目で見える形で完全に神に捧げなければなりません(13:8,9,16)。

③ 神の約束の成就を期待すること[13:18,19)。期待は2つの重要な形で示されるのです。

     1.神の人々の間であなたの場所を取ることです。イスラエル人は軍隊のように編隊、武装、整列、縦列,熱心、興奮、脱走兵ではない様子などを示しながらカナンの地へ向かって進みました(1歴代誌12:33,38参)。これは教会の中の信者の有様を語っています。

    2.信仰に対する証言を保つことです(創世記50:25;ヨシュア記24:32)。イスラエル人はヨセフの遺骨に象徴された彼の信仰を自分の信仰にして、神の祝福に満ちた約束の国、カナンまで守っていきました。このような信仰こそ私達が神の約束の成就を期待する信仰です。

これら3つの真理が私達の中で働くならば、私達は信仰生活を楽しみ、成長して満足のある者になるのです。