2014年5月18日 「神の国の40日」 シリーズ その1


2014518日の礼拝メッセージは使徒の働き113から「神の国の40日」と題して話されました。

復活から昇天までの40日間にイエスは「神の国」について述べ伝えられました。この時の教えは聖書の中の何処にも記されていませんが、新約聖書の中に「神の国」と言う単語は、32回記されています。おもに3つのカテゴリーがあります。

1.イエス様ご自身は神の国です(マタ4:17)。イエスは地上における神の国の実施形態でした。

2.キリストにある神の愛、恵み、憐れみに捕えられ、イエスに服従する人々です(ピリ3:12)。 

3.聖霊によってその中に住んでおられる神のコミユーニティである教会です  (2コリ6:14-16)。

イエスの教えは人が神の国に入るためにどうすればよいか示しています。

イエスの奇跡は神の国は何処から来たか、すなわち天からと証言しています。イエスのたとえ話は日常生活における神の国の実用的な真理を物語っています。主の祈りは人間の社会における神の国に対する期待を与えています。そして、イエスは、世の終わりに栄光に満ちた永遠の御国を地上に持って来ると約束されました。イエスが、地上での最後の40日間に神の国について述べ伝えられた教えは、使徒の心の中で新鮮になっていました。ですから神の国の明確な表現は、使徒の説教に見い出せるのです。その例の一つは使徒8章です。

ピリポのメッセージの内容には3つの重大なポイントがあります。

キリスト。これは旧約聖書が教える影と比喩を成就されるキリストであり(ルカ24:25-27)、預言書が語る油注がれて、苦しめられている神のしもべ、ペテロの告白のキリストです(マタ16:16-19)。

神の国。これは政治的や国家的なものではなく、霊的ですが、人の心の中ではじまる神のご支配です。

イエスの御名。これは神の国の約束に押されている証印、神の祝福に至る窓を開く鍵です。ピリポのメッセージが語った中心的な真理、サマリヤの町に大喜びを起こした神の国の力は40日間にすぎないものではなく、あなたの全人生を神の国の人生にすることができます。