2014年3月2日 「期待とセレブレーションの年」


2014年3月2日の礼拝メッセージはブルース牧師のゴールドコースト日本人教会の牧会、満20年の記念として、今年、教会の聖句と標語となった1列王記6:66から「期待とセレブレーションの年」と題して話されました。聖句と標語の由来の説明は週報に書いてあります。20年目と21年目に連続で起こった出来事が記された聖書の箇所は3つあります。これ等の出来事から教訓を学びたいと思います。

① 士師記4-6章。 デボラとバラクがイスラエルをペリシテ人の圧迫から解放したように、わたしたちも信仰と義によって(ヘブル11:32)「ため息から歌へ」とのセレブレーションができるようになります。圧迫の状況(士5:6,7) イザヤ40:3;33:8;62:10;35:8-10;詩9:9;伝4:1;イザヤ53:7参考。ため息について、哀歌1:4,21;出2:23;詩79:11.

デボラと民の献身(士5:7;5:2.9);結果は国民を神に仕えるために開放しました(5:12;エペソ4:8;ルカ4:18-19)。

② 士師記13-16章。 民の中で神の臨在を意味する契約の箱はペリシテ人に奪われて(1サム13:1;14:4;1サム12:9)、サムソンがその箱を取り戻すためにイスラエルをペリシテ人から救い始めた(13:5)。その時、人々は神に対して嘆いていました(1サム4:11-21;7:1,2)。

サムソンの解放する秘訣は、

  1.神に対する完全な献身(士13:4,5)。ナジル人とは、神に聖別された人との意味(民6:1-21)。

  2.神の性質を示す(士13:24)。サムソンとは太陽のように輝くと言う意味。哀歌4:7参考。

  3.御霊の力による(士13:25;14:6、19;15:14)。

ところが、警告があります(士16章)。これは男女による不倫だけではなく、数多くのものとの不利な行動(人だけではない)、神との関係、そして、奉仕を成功させる霊的な力を妥協しないことの重要性を教えています(16:5,6,9,13,19,21)。

③ 1列王記6-9章。ソロモン王が20年もかけて神殿と宮殿を建設してから、7日間ずつのお祝いを二つしました。2つ目の7日間が終わると、翌日(8日目、すなわちソロモンの支配の21年目の一日)次のことが起こりました。

  1.民は王に祝福の言葉を述べた(8:66)。これはただ感謝の思いを告げるお別れの挨拶ではなく、神の好意、守り、祝福などが神の民に下って来る、神聖な権威の秩序を認識することを意味しています(マタ2:1-11;1テモ5:7)。

  2.自分の天幕に帰った。とは(8:66)、私たちが神の家でお祝いすることは、私たちの日常生活にまで拡張されていきます。すなわち、神の権威の承認に応じて生きていることです。

  3.主は、ソロモンに再び現れた。とは(9:2;11:9;2歴代誌7:12)、ソロモンは20年間神の声を聞かなかったが、彼は最初に聞いた時の神の声に忠実で、ソロモンの心は神の心と一致していました(9:2-6)。一番重大なことは、主のために何をしたかということではなく、彼に対して自分の心はどうであるかということです。

20年間を振り替えながら21年目に向かって前進しましょう。