2014年3月16日の礼拝メッセージはイースター・シリーズの中でゲツセマネの庭の中で起こった出来事を中心にして、ルカ22:36-46から「暗闇が支配したゲツセマネの庭」と題して話されました。ゲツセマネとは「ぶどうの絞り器」と言う意味で、イエスが神の激しい怒りのぶどう酒の杯を飲まれた事を象徴しています。前回の話では、イエス様は十字架を避けたいという個人の中で苦闘された事を取り上げました。今回の話の中で、イエス様が彼を殺そうとしている暴徒に対して苦闘していらっしゃるのを見ます。ユダの裏切り、ペテロの剣、暴徒の策略はすべて、神の人間の救いのための計画と、クリスチャンの信仰生活に関して学ぶべき教訓を、教えています。
この三つを通して神の主権、人間の自由意思、サタンの力が働いているのを見ることができます。
① ユダの裏切りから、心からキリストに自分を委ねる必要がある 事を教えています(マタ15:8)。ユダの下方螺旋状態の原因は(ヨハ6:70,71;マタ26:15,16;ヨハ13:2,27)。イエスは彼に目的をやめる機会を差しだしました(マタ26:50)。しかしユダの後の悔い改めは遅すぎました(マタ27:4)。学ぶ教訓は、
1.神が出来事を決定されるのは、神の予知に基づいていること(使徒2:23)。
2.サタンは神の計画を挫折するために、用いる人を探していること(2テモ2:24ー26)。
3.自分の行動に対して、自分に責任があること(ヨハ13:21)。
4.イエスの心と一致しない可能性があること(マコ14:21)。
② ペテロの剣から、神に対して知識なき熱意の危険性 をおしえています(ロマ10:2)。
表面ではイエスを守りたい気持ちは誉めるべきですが(ヨハ13:37)、イエスの権力や神の計画を悟っていません(マタ26:51-54;ヨハ18:11)。学ぶ教訓は、
神の計画を切断する「知識の無い熱意の剣」の種類には4つあります。
1.神の永遠の計画と調和しない剣(マタ16:21-23)。
2.心を神の知恵に開けていない剣(ルカ22:49-51)。
3.信仰と従順の原理に従って行動しない剣(ルカ22:31-54)。
4.福音とクリスチャン生活の基本的な真理に立っていない生活の剣(ルカ22:33)。
しかし、イエスのお祈りの望みがあります(ルカ22:32)。
③ 暴徒にイエスの熱弁から、宮の中でイエスの一つ一つの言葉を聞き入れなかった事を通してサタンの悪の力がニシキ蛇の様に彼らの心に絡みつくようになりました。庭の中で目撃した神聖な力さえも彼らを止めさせることができませんでした(ヨハ18:4、6)。それは確かに、彼らと闇の力の時でした。学ぶ教訓は、
1.救いの計画に関して、イエスは 神の御心と聖書に服従したこと。
2.イエスを模範にして、信仰の歩みに関して、私達は 奉仕のために力付けられる(使徒4:23-31)。
暗闇が支配したゲツセマネの庭とイエスの空っぽの墓がある庭の間にイエスの十字架があります。
十字架はゲツセマネの暗闇からイエスの復活の光へと導いています。ハレルーヤ!