2014年2月9日の礼拝メッセージは「自由への旅」シリーズの第6回目で、先週から引き続き「信仰の挑戦に対して対応すること」の第2部として、使徒27:9-13から「御霊の人 対 大多数」と題して話されました。
11、12節を中心にして、信仰の歩みと日常生活に影響を与える優れた決定をどのようにするのか学びます。この聖句には切迫感があります。御霊の人、パウロの意見と大多数の人たちの意見が衝突したのは明白です。大多数と言うのは人だけではなく、物事、状況、目で見える世界のものを意味しています。
御霊の人について1コリ2:9-15;ロマ8:7;1コリ3:1-4。
① 御霊の人は 神にかなった選択をするために権威が与えられている (10節)。考えるとは、悟ると言う意味で(申命29:2‐4)自然から霊的への移行に注目。神にかなった事を選択する権威が、過去、イエスについて聖霊が教えた真理から与えられています(前回の学び)。ルカ4:1、14、18;ヨハ1:12(特権、権威);マタ16:19。
② 御霊の人は神のタイミングと霊的な経験によって起こった機会に基づいて決定をする(9節)。 ただ、その時期をどう読むか重要です。イスラエル国民は宗教行事を時間表のように使っていました。これは、民の中での神の働きを示しています。あなたの信仰の歩みと日常生活の中で神が何をしているのか、そして、いつの時、それをしているのかがあなたの決心することを定めます。
③御霊の人は 外見の状況にだまされません (13、14節)。南風はシロッコと呼ばれる南からの風で、発達した低気圧で大雨を伴う暴風の事で、北アフリカ大陸を吹き飛ばす風でした。その風は最初は穏やかですが、後の被害状況は甚大です。大多数はこの事実と彼らの職務上の判断を無視して、この時はチャンスだと考えた(箴言16:25;1テサ5:3;マタ16:3)。聖霊の"全知"の知恵[上記の1、2]がなければ、我々は損害を被るだけに終わってしまいます。この御霊に人を養わなければなりません(ガラ6:8)。
その方法は、① 私の道ではなく、神の道を選び、任せること、② 状況に対して聖書的な原則に従って対応すること、③ 神が示してくださる新しい真理を受け入れること。あなたは御霊の人か、大多数の人かどちらでしょうか。