2014年2月2日の礼拝メッセージは「自由への旅」シリーの第5として、使徒27:4-8から「信仰の挑戦に対応すること」と題して話されました。この海の航海の記録が航海日記と同様に読まれています。この記録は細かく、正確に書かれているから、聖書を検証する際、最も有力なものの一つであって、聖書の真理に関して信頼できるものです。この聖句の中でパウロは「ようやく『良い港』に入港した」と記しています。日々の生活と信仰の歩みの中の様々な悪い状況の中に、神は霊、精神、肉体、信仰を回復する避難所を備えて下さっています。そこに着くために次のレッスンを学ぶ必要があります。
① 私の道ではなく、神の道を選び、任せること(4節)。神は私たちが持っている信仰によって征服することはできない状況の中に置かれることはありません。むしろ神は、このような状況を避けるために、別の方向へ私たちを導いて下さいます(1コリ10:13)。でも、持っている信仰のレベルで試練があります。ローマへ直行するつもりだったが、向かい風のために、地中海に押し出すナイル川の流れ(聖霊の象徴)に運ばれて、北の方向へ行くようになった。時にはそれが「当たり前」とみなされている事柄から、神は私達を離れさせ、思ってもいない違う方向へと導かれます。
② 状況に対して聖書的な原則に従って対応すること (4,5節)。ここに記された名前は場所だけではなく、信仰の特徴を示しています。キプロス(愛、花 )神の愛、(ユダ1:20,21)。キリキヤ (パウロの生れ故郷で)救いに対する感謝と証、(マコ5:19)。パンフィリヤ (全部族、国際)教会の交わり、(黙5:9)ルキヤ (狼)神の目的を邪魔するサタン、( ヨハ10:12、マタ4:8、1ペテ5:8)。ミラ(没薬)聖霊の油注ぎによる礼拝、(出30:32;マタ2:11)。
③ 神が示してくださる新しい真理を受け入れること(6節 )。ここで、パウロは第二番目の船に乗る。神が進歩的に真理を示しています(ヨハ16:12,13)。アレキサンドリヤは、追い払う、除ける、退ける、防ぐ、守ると言う意味で、これから先の状況の中で神が守ってくださる約束に与るために、身につけるべき聖霊が教える真理による武器を意味しています(エペソ6:10-18)。イタリヤは、雄牛と言う意味で、ローマの町を象徴する狼を突き刺すイタリヤ南部地方のシンボル・マークです。キリストが十字架の上でサタンに打ち勝って、やがて、私達は彼にある自由を得ることを意味しています。
④ 聖霊が示す全ての真理は試されること(7,8節)。クニド (イラクサ、いらだたせる)真理に反対する、(マコ4:18,19;2コリ12:7)。クレテ(肉的)霊に戦う肉の体、ロマ6章。サルモネ(着る物)キリストの義、(黙3:18)。ラセヤ (尖った、岩多い)良い港に着いてから、その前に知らなかった危険を避けたことに気が付きます。
⑤ 神は休息と回復のための避難所を備えられる(8節)。 世界中の多くのキリスト教団体が、愛、癒し、憩い、自信、信頼を回復する務めを表すために「良い港」と言う名前を団体名として使っています。この「良い港」は、聖霊によるキリストとの関係で、そこで、彼があなたを抱きしめる愛の暖かさを感じることができて、そして、霊、精神、肉体は、嵐と逆風のような反対状況の中で感じた不安を静めることができる所です。