2014年1月19日の礼拝メッセージは「自由への旅」シリーズの第3として、ローマ6:8-14から「自由を得る場所にあなたを導く神の手段」と題して話されました。
使徒パウロのローマへの航海に起こった出来事は、神の国と信仰生活に役に立つ教訓を教えています。パウロはローマへの旅に3隻(せき)の船に乗りました。この3隻の船はキリストにある自由を得させる神の手段の象徴となっています。一つ目の船は「アドラミテオ」(使徒27:2)と言う名前ですが、訳すと「死に留まる」と言う意味です。国際海事法によると、船はその登録国籍の国の法律の下で活動しています。この「死に留まる丸」と名づけられた船は、神の国の中のキリスト信者の内に働くキリストの十字架の力を示しています。
キリストの十字架の働きは二つあります。1つ目の十字架は、罪人の身代わりとしての贖いのキリストの十字架です。その十字架にキリストと共に付けられた罪人は、悔い改めと信仰によって救われます(1コリ1:17,18;ガラ2:20)。2つ目の十字架は、信者の内に働くキリストの十字架です(ルカ9:23)。私の内に十字架の力を働からせるなら、次の祝福を得るようになります。
① 内にある罪深い性質を征服するために 力を受けている 。この罪ある性質は、古い人、罪の体、内に住み付いている罪と呼ばれて、キリストにある新生と戦っている。知る、思う、ゆだねるの積極的な行動を取ることによってのみ、この罪ある性質に打ち勝つことができるようになります(ローマ6、7、8、章)。
② 日々の生活を礼拝の行為に変更する (ローマ12:1,2 )。神のあわれみを理解することから始まり、世にいながら自分の体を捧げる霊的な礼拝に進んで、次なる段階の私たちはどう生きるべきかに関して、新たな考え方に基づいた人生を選択することができるようになります。このような人生は「壁の無い礼拝」です。
③ 新しい基準の下で 人生を生きている (ガラ6:14-18)。内に働く十字架 の力によって、自分と世界、宗教的な行事と内側の変化の間に壁を築きます。そして、神から憐れみが預けられて、前述の「死にとどまる」と船体に書かれた船のように「キリストの死」を私達の身に刻むことによって、神の国の登録国籍(海事法用語)の法律の下で、私達の霊の中から恵みが芽生えてくる。
④より高い目標に向かって、動機づけられている (ピリ3:10-14 )。目的の無い人生とクリスチャン生活は波に運ばれて、舵の無い船のようです。しかし、キリストを何より先にして、過去を忘れ、決してあきらめないというような明確な選択が必要です。
⑤ 人と状況に対して新しい態度を持つようになる (コロ3:1-4 )。ファッションの世界では「服装センス」が語られています。霊的な意味での生活の特質(1-4)住居(5-7)服装(8-14)に関して、神の国の規則によって生活すれば健康になる。
⑥ 新しい人生コーチの元で、健康的な生活を楽しんでいる (1ペテ2:24,25 )。罪ある古い人生の中での連敗が止まり、義の法則による勝利に次ぐ勝利の生活が始まるようなります。あなたは「死に留まる丸」に乗り込んでいますか。