2013年12月8日 「世の救い主である人なる神、イエス」 クリスマスシリーズ その2


2013年12月8日の礼拝メッセージは、クリスマスシリーズとしてマタイ1:18-25から「世の救い主である人なる神、イエス」と題して話されました。

この直接的な情報の中にキリスト教の真理の全てが示されています。神学的な真理、個人的な救いと世界的な救いが語られていますが、大規模なスキャンダルになりうることでもありました。ヨセフはその状況に対してどのように対応したかを見ることによって、私達の人生の中で起こる様々な思いがけない出来事にいかに対処すべきか学ぶことができるのです。

では各節を見てみましょう。18、25節にはイエスの誕生の事実の記録があります。読み進むに従って、次第に自然的次元から超自然的なものへと移り変わって行きます。最も注目すべき事柄は、神と人間が結び合わされることです。イエスが神の働きかけにより、処女から生まれたことは真理です 。神は自分の目的を達成するために、人を通して働き、人の中に働きかけられることを経験します(2コリン4:4,7)。

19,20節には、ヨセフの対応が見られます。そして、神の計画を邪魔するものを防ぐため、ヨセフを神の永遠の計画の中へ引き入れる神の介入を見ることが出来ます。

ここに、ヨセフとマリヤの将来と神の永遠の計画に影響を与えるユダヤ人の習慣とローマ法に基づくヨセフの義務と権限に関しての離婚問題があります。ですから、ヨセフが出す答は、非常に重要な結果をもたらします。私達が難しい状況の中で神にどのように応答するか、その結果に影響を与えます。

ヨセフの応答は、①正義に忠実、且つ誠実に行動した。彼は自分の心の声にも耳を傾けた。

② 神に指示と啓示を示して頂く機会を与えた 。初めは過去の経験や法律や風習などを頼みとするが、神に時間を与えると人間が原因だと思えるようなものでも、最終的には、神に起因することが分かるようになります。

③ その状況を起こさせたのは聖霊であるのを知った時、状況を受け入れた 。これは神に対しての全き信仰の行動です。

21-23節には、これらの言葉がイエスは何のために来られたのかだけではなく、誰であるかを示しています。それは、ヨセフの系図を通して、十字架の上でサタンに打ち勝った「女の子孫(種)」の成就です(創3:15)。また、処女によって来られた神、インマヌエルです(イザ7:14;9:6)。これは、キリストが完全な神であり、また完全な人であるという二重の性質 を示していると共に、私達の人生の状況の中にある神を意味しています。

24,25節には、ヨセフは神の命令を実行し、神の計画を妨げないために、自己自制を行使しながらその計画に自身を委ねました。聖霊はあなたの内にどのような神聖な事を 宿されているでしょうか