2013年9月8日 「春の呼」

2013年9月8日の礼拝メッセージは、雅歌2:8-14から「春の呼」と題して話されました。聖書の中に自然の季節の特徴は霊的真理の象徴である例がたくさんあります。 このメッセージを理解するためにこれを認める必要があります。雅歌の書はソロモン王によって書かれた恋の歌 で、自分の妻との関係をもとに、キリストと花嫁なる教会、そしてすべての信者との結合 を示しています。8-10節にキリストの求愛を見ています。彼の神性 、受肉、生涯、そして、未信者を救いへ、信者を自分と親密な関係へと呼び出しておられます。動機は、新しい季節が始まったからです(11節)。いやな経験、状況を象徴している冬は過ぎ去り季節は春だと見ています。この時を生かして、機会を見逃してはなりません。 

春の新しい季節の特徴は12,13節に見ています。

 新しい美しさを飾ること 。過ぎ去った大雨は種蒔きのための雨で、私達に蒔かれたキリストの初歩の真理を意味しています。その真理を生活に飾る時期が来ています。

 成長のために準備すること 。歌の季節の歌は、枝とつるを切り込む農婦の歌声です(イザ18:5;ヨハ15:2)。

 献身すること 。鳩は貧しい者の赦されているささげ物です(ルカ2:24)。清めと献身を意味しています。

 実が実ること 。いちじくの実は初穂の実です。神の優先権を認めて、神のものを神にささげることを意味しています。

 主に喜ばれている人生 のこと。香りを放つ花は従順と聖霊の油注ぎによってキリストの香りを放つことを意味しています(ヨハ12:3)。

キリストは私達を恐れと孤独の生活から呼びかけてくださっています(14節)「がけの隠れ場」は「階段」とも訳されていて、都エルサレムにある神殿に上る階段を指しています(詩篇123-134の見出し、2歴代誌9:4,11,17-19)。個人の礼拝の経験を意味しています。聖書の中で「春」にはより広い意味があります。申命記11:14祝福を得る条件 、申命記 32:2生活の中で働く神の言葉、ホセヤ6:1,2 悔い改めて、癒しを受ける時 、詩篇72:6, 7義による人生 (ホセヤ10:12) 、イザヤ44:3うえ渇きを満たす聖霊の働き、(ヨエル 2:23, 28; 使徒 2:14-18; ゼカリヤ10:1, 2) 、マタイ24:32-35最後の時の一つ手前の世の状況 、ヨハネ4:35季節外れの収穫 。春の呼に応答して、立って、出て行きましょう。