2013年3月3日 中の罪に打ち勝つ力 向こう側に渡って」のシリーズ その5


2013年3月3日の礼拝メッセージは「向こう側に渡って」のシリーズで、創世記32:22-32から「中の罪に打ち勝つ力」と題して話されました。人間には生まれつきの罪ある性質があって、悪を行う性癖を持っています。ヤコブの物語はこの罪ある性質の恐ろしさとそれにどのようにして打ち勝つ事が出来るか教えています。罪ある性質の特徴は「ヤコブ」の名前の意味に見えています。かかとを掴む、かかとを踏みつける(25:26)、他人をさまたげ、自分を先んずる;巧妙な、だます(27:35)、隠された目的を持つ;押しのける(27:36)人を無視する;限度を超える、伸ばし過ぎる(エレ9:4)、規則を守らない;自分の益のために人の弱さを利用する(27:18-29)などが含まれます。英語で「supplant」で、人を除いて自分と取り替えると言う意味です。神がヤコブの罪ある性質を取り扱った方法は、彼が神と格闘した2つの川の名前の意味でわかります。

 「ヤボクの渡し」は「水を空ける」と言う意味で、ヤコブが中の罪を空けなければなりません。「ペヌエル」は「神の顔を見る」と言う意味で、神にお願いして、清めてもらうように求めなければなりません(彼の祈り9-12参考)。彼の名前の変化はヤコブ自身が中から変わったことを象徴している(27,28)。罪ある性質の特徴は、内に住む罪 (ロマ7:13,17,20); 内にある戦い(ロマ7:22-24、ヤコ4:1 );肉的な思い(ロマ8:1,5-8;1コリ3:1-3)。罪ある性質に打ち勝つ力はキリストの十字架(ロマ8:25 );キリストと共に十字架に付けられることです(ガラ2:20 )。ヤコブはお面を付ける芸能人のようで、中の人と外に見える人は違いました。内に善ではなく、罪が住む者から、内にキリストが住む者に代わることができます。

私たちの主イエス・キリストのゆえに、ただ神に感謝します(ロマ7:25 )。