2012年12月23日の礼拝メッセージは2012年のクリスマスシリーズの第4として、ルカ2:1-20から「神が包装したクリスマス・プレゼント」と題して話されました。今日、クリスマス・ツリーの下に神の心をこめた、しかも、あなたに対して神の心を反映している素晴らしいプレゼントが置いてあります。ルカの福音書によるクリスマス物語は母マリヤと羊たちに現れた御使いの訪れを中心にしています。神がご自分の御子の誕生を羊飼いたちに告げ知らされたのは、適切でない選択か神性の意志でしょうか。このシーンの裏を調べて答えを探してみましょう。ある伝説によるとこの羊飼いは普通の牧者ではなく、お宮のいけにえとなる羊の群れを守り育つ管理人で、救い主がお生まれになる知らせを受けた時、生れる場所をちゃんと知っていたと考えられています(ミカ書4:8;5:2)。「羊の群れのやぐら」とはベツレヘムの郊外千メートル以内の場所にある羊を監視する見張りやぐらです。このやぐらは雌羊が子を産む為に連れて行かれる場所です。そして、新生した子羊は怪我をしないように落ち着かせるまで15分から2時間の間に布に巻くのです。救い主、主キリストがお生まれになった「しるし」は子羊にするのと同じように、布にくるまって飼い葉おけに寝ていることはこのことでしょう。ですから、しるしを確認するための機会が短時間しかないと考えて、急いで見に行きました。人間と動物に行う「塩と包帯の儀式」をエゼキエル16:4。新約聖書の中で、そのシーンは「この偉大な信心(神)の秘められた真理」 と言われています(1テモ3:16 )。この飼い葉おけに寝ておられるのは、宇宙の創造主なのです。天の父の御子が、マリヤの息子となられました。全能者が他者に依存する存在となられました。永遠の中におられる神が、時間の中に入られました。最古の存在であった方が、新生児となられました。天も、天の天もいれることの出来ない方が、飼い葉おけの中に寝られました。これは私たちの理解を超えていることなので、私たちはただ、この不思議に思いを巡らし、礼拝をささげるのです! 羊飼いたちから学ぶ教訓は、① 飼い葉おけの赤ん坊は主・キリストである救い主です。② 地上の最低の者が地上の最低の場所に生れた方に来ることができる。③ キリストに出合った経験は証を通して証明している 。④ 神を礼拝する者の生活を見せるべきです 。しかし、多くの人は、この神の包装したクリスマス・プレゼントを開けないで、布にくるまって、飼い葉おけにイエス様を寝かせたまま置いておきたいのです。この方が、ご降誕によって神の子羊(ヨハ1:29)、十字架によって罪の償い1ヨハ2:2;4:10)、復活によって命の君(使徒3:15)、昇天によって一切の物の頭(エペソ1:22)、そして、再臨によってやがて来る王の王、主の主です(1テモ6:15;黙19:16)。神がくださっているプレゼントを開けて、このみどりごをあなたの主にしませんか。これこそ、神の御心にかなう生活、平和のある人生の秘訣の素晴らし喜びの知らせです。