2012年9月16日の礼拝メッセージは「信者の中に働く神の力」シリーズとして、1サムエル記1:19-28から「奇跡はより大きいことへの始まり」と題して話されました。1:23節を中心にして、夫エルカナはハンナに男の子サムエルという神の祝福を得たまま立ち止まり、そこから立って神様からより大きな祝福を得ず
に進まないことを心配して注意を与えました。新改訳の「主のお言葉」より、新共同訳にある「その言葉」の方が正確です。その言葉とは、11節にあるハンナの主に対する誓いの言葉です。ハンナが得た奇跡で始まり、神のより大きい祝福とはサムエルの生涯と主に対する務めのことです。それは、サムエルが最も偉大な預言者とな
り、王たちによる支配を通して、イスラエル国民の栄光ある時代を起こしたことです。私達に起こるより大きい神の計画を成就するためにハンナの教訓を考えましょう。①
神から受ける全ての祝福は自分のためではなく、神の栄光のためです(1:11、24-28)。ハンナの誓いは神の同情などを買うための策略ではなかった。むしろ、神の祝福は自分のものとして得るのではなく、それを神に返して、神の御名の栄光のために捧げなければならないと認めていた。②
神から受ける祝福を、感謝、賛美、礼拝を通して公に証することによって確実にすること(2章)。このハンナの言葉は「いのり」と呼ばれますが、願い事は一つもありません。口に出す感謝、賛美、礼拝、勝利に満ちた証です(1-3;8-10)。感謝、賛美、礼拝、証を通して、神の祝福を認めて、自分の奉仕のために捧げます
。③
神の祝福は逆境の中で受けて、 逆境の中で育てられること(1:24、2:11、18,21)。サムエルは
母がペニンナのいらだちの状況の中で生まれました。幼い時から祭司エリのもとで育ったが、周りは不道徳、不信心の状況でした。その中でサムエルは弟子訓練を受けて、祭司の務めに加わった。そして、義と成長する型として、母が毎年新しい上着を持ってきた。④
神はご自分に捧げられるものに増加して報いてくださること
(2:20,21)。神は決して誰の負債になることはありません。ご自分に捧げるものを増加して返してくださいます。
ハンナが赤ん坊を神にささげることができた秘訣は、求めた祝福は初めから神の御名の栄光のための願いだったからです。あなたの奇跡もより大きいことへの始まりです。