2012年8月19日の礼拝メッセージは、ヤコブの手紙1:18-25から「植え付けられた言葉」と題して話されました。信者の中で働く 神の言葉の力を理解することは重要です。
信者自身と生活の状況に変化を起こすのは、神の言葉を知的に理解することではありません。その言葉を霊の奥底に受け入れなければならないのです。神の言葉は、紙に書いた文字や耳に入った言葉だけではなく、生きていて、命を与える力あるものです。
前回のメッセージを通して学んだように、この命と言うものは、胞子と精子という言葉で表現されています。
ところが、臓器移植手術をする場合、臓器の提供者とそれを受ける人が適合しなければ、拒絶反応が起こりますが、適合すれば健康になるのと同じように、植え付けられた言葉を受け取らなければなりません。
聖書の中では神の言葉が鏡に例えられています。ある人は自分の考え、感情、判断で自分自身と状況を見てしまうので、欺いて、何の行動も起こさず 、変わらないのです。自分と状況はどのようなものであっても、神が見ているように見る必要があるのです。
「植え付ける」言う原語には、教える、触れる、芽生えると言う意味があって、受けるだけではなく、自分の中からも外に出して、ある種類に従って同じものを発生させると言う意味です。このように神の言葉は命を生じさせる種のようです(ルカ8:4-15;1:38;マタ8:8)。この創造的言葉の原理は、神の天地創造の働きに見られます(創1章;ヘブ1:3)。この「植え付けられた言葉-創造的言葉」は、信者の中で働く力があります(1テサ2:13)。
ところが、その効果的な働きを邪魔するものがあります。邪魔するものが、取り去られないなら言葉には何の効果もありません。
植え付けられた言葉を受ける実践的な方法の一つは、口に出す「告白」です。あなたは鏡で何を見ていますか。失望、絶望、無力などのようなものでしょうか。もしくは、完全な自由を与える神の言葉が言っているように、あなたは、愛されている、祝福されているなどのようなことを見ていますか。口に出して告白しましょう。
私が何者であるかは聖書が言っている通りの者です。私に何ができるのか、聖書が言っている通りのことができるのです。
(以下上記のポイントに関しての聖句の目録を参考)
言葉の働き
イザ55:11 むなしく帰って来ない
ヨハ10:25 廃棄されるものではない
ロマ10:17 信仰を生じさせる
1テサ2:13 人生に効果的
ヘブ4:1 命を発生する
ヤコ1:25 祝福をもたらす
2ペテ1:4 新生をおこす
黙12:11 サタンに勝つ
効果の邪魔をするもの
マコ7:13 伝説,伝統、しきたり
2コリ2:17 混ぜ物
2コリ4:2 恥ずべき隠されたもの (2ペテ1:4)
ヤコ1:21 回心前の残った習慣
2ペテ3:5 故意的に認めないこと
言葉を植えて効果にする実践
ルカ4:4 読む
2ペテ1:4 約束を受ける (3573約束)
エペ6:17 聖霊と協力する
2サム23:2 口に出す(エレ5:14;ロマ10:9,10)
申命6:9 書いて、目に留める
(詩119:11;ハバ2:2;黙12:11)