2012年6月17日 「御計画を実現される神」


2012617日の礼拝メッセージは創世記3723-28から「御計画を実現される神」と題して話されました。人生の様々の状況の中で「神はどこ」としばしば考えることがあるでしょう。信者としての歩みの中ででも、何も悪いことをしていないのにその状況が変わらない時、深い穴(監獄)の中に囚われている状態から抜け出そうとします。どうしたらよいか、何ができるか。その答えはこのメッセージの主題の真理をつかむことにあります。監獄は信仰生活の中によくあることなのです(ヘブ113638;詩791110220)。牢屋がどんな種類のものか、原因は何か、見極めるまで脱出する方法は見つかりません。ヨセフの生涯から教訓を学びましょう。①憎しみから出るねたみによる監獄(3722-28)。ヨセフの牢獄は、父を通して神に愛され、将来に対する啓示が与えられた故の牢獄でした(373-11)。ヨセフは、その啓示と神が共に居ることを維持し続けることを通して、心の中でその牢獄から抜け出すことができました(使徒79;創39221)。②偽りから出る不当な監獄(3920-23)。ここではポティファルの妻からの姦淫の誘惑があります。妻の偽りによってヨセフは牢獄に投げ込まれました。これは不当でした(4015)。肉体的には牢に入っていても心の中が自由でいられた秘訣は、授けられた権威の枠を認め守っただけでなく、ヨセフ自身が自分の道徳基準をも守ったということにあります。③ヨセフの生涯から最も学ぶべきことは、神はご自分の計画を必ず行なわれるということです(創45-50章)。神のすべての働きにはその内に成功させる力が働いています(4152455-8)。神がヨセフに与えた祝福が見えます(4511-18)。自分に対して悪を行った者とその状況を許すこともできました(5015-17)。その祝福の中から神に代わって家族を養う事が出来ました(5024)。④神がくださる「ことば」は成就される時があります(詩10517-19)。ヨセフには夢を通してその言葉が与えられました。この言葉は、監獄という悲惨な状況の中に投げ込まれた原因となると同時に、その状況において心の中に自由な身を持ち、ついには、実際にそこから抜け出す力となりました。今、あなたはどんな悲惨な状況の中に投げ込まれていますか。ヨセフと同じ態度を取って、御計画を実現される神があなたと共にいることを覚えてください。