2012年5月13日 「母の日」のメッセージ 「敬虔なお母さんの飾り」 イエスの復活の次の40日シリーズ

2012513日の礼拝メッセージは「イエスの復活の次の40日」シリーズとしてマタイ28章から「母の日」のメッセージを「敬虔なお母さんの飾り」と題して話されました。アメリカの詩人William Ross Wallace1819-81)は「揺りかごを揺らす手は世界を支配する」と書きました。この言葉は自分の子供を通じてお母さんが世界に与える影響を意味しています。母という者が担う子供の成長と能力を形づくることに関する役割は測り知れないのです。世の優れた指導者となった偉大な男女は、お母さんのおかげによってそうなったという者が多いのです。このメッセージで中心となるマタイ2816の聖句は、神の国の為に世界を揺り動かした者について語っています。ガリラヤ地方にある指示された山の上で、弟子たちがイエス様から世界福音宣教命令を受けました。ところが、この言葉はまず墓で復活されたイエスに会った女たちに与えられ、そして女たちが弟子たちに述べ伝えました。この指示された山での出会いは、非常に意義あるものになるだろうと予想されたことでしょう。この言葉を受けたマグダラのマリヤに「敬虔なお母さんの飾り」を見てみます。①神聖な啓示と指示に対して感受性を持つ女であることの飾り(285-10;ヨハ2018)。この感受性は自分の中に働く神の恵みを感謝する事から来ています。ルカ1248にこの原理が書いてあります。②密接な関係の中で主と交わりを経験しているという飾り。イエスは指示された山の名前を言われませんでしたが、ご自分のお務めの中で意味ある場所が数多くありましたから(ヨハ182)、それがどこか他の山ではなく、弟子たちと女たちが今までイエスとよく会合し交わりをした山で、よく知っている場所であったと想像できます。私たちも習慣としてイエスと交わっているのなら、直感的にイエスに会う指示された場所を知っているのです。③神聖な運命へすすむよう人を励ますという飾り(ヨハ2018)。人を動かす力は言葉にだけではなく行動にもあります。「私が言うようにではなく私がするようにしなさい」とあります(2テモテ15参考)。④悔い改め、信仰、権威に対する 服従の模範を示すという飾り(マタイ2817-20;ルカ244647)。これらのものは礼拝する心から出ています(917節)。礼拝はキリストの権威を求めながら、一方では悔い改め、他方ではキリストの権威に信仰を通じて服従することです。悔い改めは私たちを自由にし、信仰がキリストにある自由の故に私たちを力付けるのです。⑤日々の生活の中で神につながれて生きるという飾り(マタイ2820)。これは生活の中でのキリストの実現です(マコ1620)。お母さんの飾りは身に付けるものではなく、お母さんそのものの性質です(1テモ2910;テト210)。あなたの人生に飾ったものは神の心とキリストの福音を示しているでしょうか。マグダラのマリヤに倣う者になりましょう。