2012年3月18日 「今はあなたの時、今日はあなたの日です。エルサレムにイエスの勝利の行列」
2012年3月18日の礼拝メッセージは2012年のイースター説教シリーズとしてヨハ12:12-16から「今はあなたの時、今日はあなたの日です。エルサレムにイエスの勝利の行列」と題して話されました。キリスト教会で「しゅろの日」と言えば、イエスがエルサレムに入られた場面のことで、それはイエスの生涯の最後の一週間に起こった出来事の一つです。この出来事は、4つの異なる場面から成り立ったイベントです。メッセージの4つの重要点は①ろばの子に乗ったイエス(ルカ19:29–35)。イエスの観点から見ると、この場面は、イエスの王としての登場の預言の成就を示しています(マタ21:5;ゼカ9:9;イザ62:11)。しかし世の征服者と違って、イエスは権力によらないで謙遜と愛を通して民を治められます。ろばの持ち主の観点から見ると、この場面は、持ち主のイエスに対する献身と従順を示しています。あなたの内に「ろばの子」がいます。用いられなかった有益なもの、満足していない夢、使われていない賜物といった「ろばの子」です。ろばをつなぐひもとして、自信喪失、役に立たない人間関係、文化と習慣、恐怖感、不信仰などがあります。イエスはお入り用なので、そのひもを「ほどいてやる」と言われています。②都のために泣いたイエス(ルカ19:41-44)。平和と救いを賜りに来ているというのに、多くの者たちがそれをすぐに受け入れようとはしなかったために泣いたのです(マタ23:37参考)。神の訪れを拒むが故に敵に迫られて、破壊されるようになるというイエスの預言は、私たちにとって教訓に富んでいます。キリストによる救いを受ける時があります。今がその時、今日がその日ではないでしょうか。③都で歓迎を受けたイエス(マタ21:6-11)。しゅろの木の枝は救いの象徴です(黙7:9)。この救いはダビデの王国です(マコ11:10)。キリストの福音による神の御国の中で、儀式とは別に、御霊による自由な礼拝システムを取り入れることです(ルカ19:37)。これはキリストを「ナザレのイエス」、すなわち、十字架に架かる救い主として認めて受ける者に与えられる祝福です(マタ21:10、11)。④宮を聖めたイエス(マタ21:12-16)。ここに王なる大祭司の神の子イエスが見えます。生活の中心にある宮は神にふさわしいものでなければなりません。キリストの権威の下に入る信者の生活も、祈りと言葉を通して聖められ、喜びと力で満たされ、賛美にあふれる礼拝を捧げるものとなります。このような神の訪れの日が今、今日、あなたの人生に来ています。歓迎しませんか。