2012年2月26日 「ダビデの天幕、破壊から立ち上った人生」
2012年2月26日の礼拝メッセージは使徒15:13-19から「ダビデの天幕、破壊から立ち上った人生」と題して話されました。東日本大震災の後に多くの人々が「この天災(地震と大津波)と人災(原発事故と放射能汚染)による複合的大惨事とその廃墟から立ち上がり、閉塞状況を打破するにはどうしたらよいだろうか」と考えていますが、今日のメッセージは神と自己の関係と教会における活動に関して、最も力ある真理を語るものとなるのではないかと思います。そして神は破壊の中からあなたの人生をも作りなおすことができると語っておられます。旧約聖書におけるダビデの天幕の歴史は次の通りです。ダビデが王になってから、以前にモーセの天幕の中にあって、ペリシテ人に取られてしまった神の臨在を象徴する契約の箱をエルサレムに取り戻しました。そのことは、音楽、歌、踊り、叫び、賛美をもって祝されました。ダビデは、戻された契約の箱をモーセの天幕の中にではなく、自分が用意しておいた簡単な幕屋の中に据えました。その時から「ダビデの楽器」と呼ばれる4000人の音楽家、「主の歌」を歌う288人の聖歌隊による新しい礼拝の制度が始まりました。使徒15:16、17はアモス書9:11、12を引用しています。ダビデの天幕を建て直すことは、キリスト福音宣教によって救われたキリスト信者による世界中の新訳聖書の教会、そして、日々生活の中で神の御名を証ししながら教会の中で万人祭司として活躍している信者を意味しています。ダビデの天幕は全ての人のため、命の御霊によって、喜び、賛美、礼拝のいけにえを捧げる霊的な宮なる家です。①全ての信者は神の宮です(2コリ6:16;エペ2:20-22)。②全ての信者は祭司です(1ペテ2:9;黙1:4-6)。③全ての信者は霊的ないけにえを捧げます(ヘブ13:15;ホセ14:2;ロマ12:1;1ペテ2:5、9)。ダビデの天幕についての真理はあなたの人生にも当てはまります。あなたは、人生に起こった天災(地震と大津波)と人災(原発事故と放射能汚染)による複合的大惨事のような廃墟から立ち上がり、神、キリストに喜び、またあなた自身に満足し、神の御名と力に対する証しとなることができます。神との新しい関係を意味するダビデの天幕が始まった後も、組織、儀式によるモーセの天幕の様式が続けられましたが、そのモーセの天幕様式には神の臨在はなく命もありませんでした。あなたの人生と神との関わりはどちらにしますか。あなたが選択するものなのです。