2012年1月29日 「今を生きる為の力となるイエスの再臨待望」

2012年1月29日の礼拝メッセージは使徒3:18-21から「今を生きる為の力となるイエスの再臨待望」と題して話されました。キリスト教の真理は歴史的な事実の上に基づいています。もしその真理を信じないとしても、歴史を否定することはできません。紀元第一世紀の信者の信仰の実践は3つの動力にかかっていました。①復活されたイエスが、生活のすべての事柄において自分と共にいてくださっているということ。②日々の生活と信仰の関連性を論証するために聖霊の力が必要であるということ。③イエスの再臨への希望を持つこと。使徒3:20、21節によるとイエスの再臨には2つの目的があります。①人類を回復すること。これはくたびれた状態を元気づけるという意味です。②被造物を改新すること。これは直りそうにない壊れた建物を完全に取り壊して、新しい材料で全部を造り直すという意味です。イエスの再臨待望に関する真理は、イエスご自身の教えと旧約聖書のなかの預言者たちの教えから出ています。正式的な教理は後に新約聖書の中にある手紙を書いた使徒たちによって立てられました(ルカ24:27)。イエスの再臨がいつ起こるかについては、イエスは次の前兆があると答えられました(マタ24章)。要約すると①地上の自然界においての大きな災害。②全世界での政治的な事件による社会的な混乱と経済的な悪状況。③全世界からの神に選ばれた民族イスラエル国民に対する憎しみ。では、イエスの再臨に伴う事象の順序を考えましょう。これは4つに分けられます。①空中再臨。既に死んだ信者が生き返り、生き残った信者と一緒に空に上げられて「教会の携挙とよばれ」イエスに会います。②信者がイエスの裁きの御座で、罪のためにではなく、奉仕に対しての報いを決めるための裁判を受けます。この時に地上では大きな災難と騒ぎと艱難の時があって人類の三分の一は滅ぼされます。③イエスは聖徒たちと一緒に地上に戻って、1000年の間エルサレムから全世界を支配し、「イエスの1000年王国とよばれ」るようになります。④未信者が神の御座で裁かれて滅亡されます。そして、全天と地の全滅、新しい天地の創造が起こります。ではイエスの再臨は今を生きるためにどのような意義があるでしょうか。①十字架と復活による救いの働きを圧倒的に成就する(1コリ15:23-26)。②信仰は無駄ではないと確証する(ヘブ9:28;1ペテ1:5-9)。③人生の苦しみや困難などが栄光に変えられるのを保証する(ロマ8:18-23;1ペテ1:5-11)。④福音宣教とイエスだけによる救いを受けさせることができるよう励む(ヘブ9:27,28)。あなたは再臨の時にイエスをお迎えする用意ができましたか。(黙22:17-20)。