2011年7月31日の礼拝メッセージは、神の井戸シリーズから「恐れおののきの井戸」と題して、士師記7:1-8から話されました。この物語の教訓は、神の満ち満ちた祝福を経験するため、妨げるものを取り除くことです。その祝福は、平和、裕福、神の主権のもとにある生活です(8:22-28)。エジプトから解放後、カナンの地に導かれた神の民の信仰と従順は、完全ではなかったので、度々、神を離れてしまいました。そして、神ご自身に引き戻すために、救う者「士師たち」を立たせられました。その使命は明確でした。① 御心に達しない生活のみじめさを示すこと(6:1-6)。② 罪を示して、悔い改めに導き、変わろうと願う望みを起こさせること(6:6-10)。③ 変化を受けるために、神ご自身(6:12-17)と聖霊(6:34)との出会いによって整えられることです。ギデオンには、神の祝福を受けたいというあこがれを見ることが出来ます(6:13、14)。ところが、神の祝福に対して妨げるものがあります。その妨げが、ハロデの泉の意味するところです。ハロデは震える(恐れおののき)と言う意味です。おそれ、恐怖、がある限り、自分が神の祝福を受けられないばかりではなく、他人にも受けさせることができません。もう一つの妨げるものは、現状を意識していないことです。これは、300人だけが選ばれたことの意義です。手で水をくみ上げて、犬のようになめた者が周囲に注意することができました。そうしなかった1万人は周囲に無関心でした。今、自分の日々生活と教会生活の中で聖霊がして下さっていることに対して、意識していなければ、決して、次の祝福の段階に上がられないでしょう。神の満ち満ちた祝福を経験することを妨げるもの(恐怖と認識のなさ)を取り除きましょう。これが、ハロデの泉に教えられる教訓です。