2011年6月5日「契約の井戸」 「神の井戸」のシリーズ2
2011年6月5日の礼拝メッセージは、「神の井戸」のシリーズとして、創世記21:14-19から「契約の井戸」と題して話されました。説教の中心は、19節です。べエル.シェバとは、井戸と七つと言う意味です(30-32)。アブラハムは契約を交わした確認として、七頭の羊をアビメレク王に贈りました。従って、べエル.シェバは誓い、または、契約を意味しています。ハガルは、後に結ぶ契約を予想して、井戸の水を飲むことによって、アブラハムの契約の祝福に預かった。私達が、歴史を遡って、信仰により、キリストの契約の祝福に預かることも意味している。ベエル・シェバを歴史的観点から見ると、ヤコブがエサウの長子の権利を奪った場所であり(創27:36)、ヤコブが天に届くはしごの上を、天使が上ったり降りたりしている夢を見た所でもある(創28:12)。この意味は、キリストのことであり、神の子供として、天の力を地に呼び寄せる権利を表している。これは「契約協定」(アブラハムを祝福するとの神の約 束)によるもの。ハガルと私達に「契約の井戸」は、どんな意義があるでしょうか。① 人間にある資質の限界を認める場所(14-16)。失ってはならないものを得るために、置いていてはいけないものを、失わなければなりません。② 神に信仰の焦点を合わせ直す場所(17)。恐怖は信仰の焦点を失わせる。恐怖を克服するには、神に焦点を合わせ直すことである。③ 夢を再生して養う場所(18)。天使(三位一体の神の御子なる神、受肉前のキリスト)の言葉は、「行って、青年を起こして、力付けなさい。」状況を変える前に、自分が変わらなければならない。生き返った希望は、養わなければならない。④ 神の無限の資質を経験する場所(19)。子供の所に戻って、取り上げた後にだけ、目が開かれ、井戸を見つ けた。これは信仰に従順した結果である。このような契約を通して神との密接な関係を経験するようになる(33)。「契約の井戸」は、キリストの命、死、復活、福音を象徴している。キリストの中から「契約の井戸」の祝福を得る。アブラハムの七頭の贈り物は、十字架からイエスの七つの発言による救いの祝福を語っている。契約の井戸を見つけるために、主が目を開いてくださるように祈ります。