2011年4月10日 「こちらは聖霊です。応答願います」

2011年4月10日の礼拝メッセージは、第1コリント12:1-11から「こちらは聖霊です。応答願います」と題して話されました。このメッセージが、「主に仕える賛美の時間」がもっと充実していくのに、役立つように祈っています。皆が心を一つにして捧げる礼拝で、聖霊と交わることによって、日常生活の中で、勝利するための力や助や導きなどを受けることが出来るのです。このメッセージでは、どのようにそれを実践していくかを学んでいきます。
第1コリント12:7では「現れ」(原語:パネーロス)とは、他の個所では、公、外面、表現、形、明らか、輝くなどに訳されてます。「主に仕える賛美の時間」の重要な点は、口に出す賛美と、それに対する神の応答です。その応答は、心の中で起こる「聖霊の現れ」ということですが、その現れは、私達が具体的に形で表さなければなりません。
それは聖霊による賜物を用いることです。聖書の中で皆が集まって礼拝する様子は、例として次の個所があります。
出40章、2列6,7章;12章;29,30章;34章。共通点は、楽器と共に口に出す賛美と、神の民として生きるために役に立つ言葉です。新約聖書の中の例は、第1コリント10-14章とエペソ5:18、19です。
①は、主の食卓を囲んで、愛によって用いる賜物を通して、主とお互いに口を通して出す賛美です。この口に出す賛美は、讃美歌の歌詞とは別の言葉(心に満ちる言葉で、ハレルヤ、主を賛美しますなどのもの)と言う意味です。
②このような例を通してわかっていることは、礼拝集会は沈黙の内になされたものではないことと、その集会は会衆一同の益のためのものです。③聖霊の現れ「賜物」を用いることは、私たち自身がコントロールできるものです。私たち自身が口を通して現わすのです。12:1-3。④用いるために助けを祈る14:13。
⑤自制を働かせ集会の礼儀、秩序を守る14:24-27。自分の霊でコントロールする14:32。
聖霊の現れは感情によるものではなく、聖霊がしいて現わさせるものでもありません。通常の思いや考えや頭の中のイメージ(想像)を通して与えられて現わすのです。「聖霊の賜物」の顕著な現れは、聖霊によるバプテスマです(使徒19:1-6)。信仰を持って踏み出す。(ロマ12:6)。体を聖霊にゆだねること(ロマ6:13;使徒2:4-別訳では「聖霊が与えて下さった言葉を、はっきりと大声で語り出した」)。賜物を用いる目的は皆の益のため、徳を高めるため、神の臨在を現わすため、人が永続的な変化を起こすためです(12:7;14:4;24、25)。聖霊の賜物を用い実践するためには、そうしたいと言う望みを持つこと、声を上げて賛美をすること、自分の思いと頭の中のイメージを形(言葉)にして現わすこと、信仰によって最初の一歩を踏み出すことから始まる。聖霊の現れは、楽器を通してでもできる(1列25:1-3;士師6:34)。これらのものを通して、聖霊様に応答しましょう。