2010年2月7日 「屋上の間での経験」

2010年2月7日の礼拝メッセージはルカ22:7-10から「屋上の間での経験」と題して話されました。イエス様は弟子たちと一緒に過ぎ越し祭りを屋上の間でお祝いされました。その時に、イエス様が、今日に至るまで世界中の教会が行っている聖餐式(主の食卓)をはじめて取り入れられました。屋上の間の経験は、まず第一にキリストの体と血にあずかることです。過ぎ越祭りのはじまりは出12章に記されています。イスラエル人がエジプトから解放された夜、羊を殺して食べ、その血をドアの柱に塗ることによって、滅ぼす天使をまぬかれるようになりました。この行事はイエス様の十字架による罪の滅ぼしからの救いを象徴しています。イエス様はまことの過ぎ越しの子羊です(1コリ5:7)。イスラエル人が食べた羊の肉と塗った血によってエジプトから脱出したように、わたしたちはイエスの体と血によって罪から救われています。聖餐式にあるパンとぶどう酒はイエス様の体と血を象徴していて、また、過ぎ越しの子羊の肉と血の意義を成就しています。ところで、聖書の中にほかの「屋上の間」が幾つかあります。屋上の間(聖餐式)でする経験はさらにあります。① 2列4:8-10.体と心に休息のできる経験。② ルカ14:7-11.自分には見せかけや傲慢がないかどうかを探ってみられる経験。③ 使1:12-13.聖霊の経験。④ 使9:36-42.奇跡を受ける経験。⑤ ルカ22:12.奉仕のために賜物を受ける経験(参エペ4:12)。弟子たちは整った部屋をさらに準備する必要があったようにわたしたちも屋上の間でこれらの経験をするために信仰と従順が必要です。弟子たちが出かけて見ると、イエスの言われたとおりであった。あなたも出かけて、「屋上の間」を見つけましたか。