2009年10月11日 宣教の声の主幹である黒田 禎一郎先生 「でも…という信仰」

2009年10月11日の礼拝メッセージは宣教の声の主幹である黒田 禎一郎先生がルカ5:1-8から「でも…という信仰」と題して話されました。イエス様はどんなお方であるか?皆それぞれ違ったイメージがあると思いますが、イエス様は天地を創造された神の御子であるので、私達が理解できなくても、把握できなくても当然であり、大丈夫です。ルカ5:1(群衆がイエスに押し迫るようにして…。)を見ると、イエス様はとても魅力的なお方であることが分かります。この書の中で不思議な事が起こりました。ルカ5:3ではイエス様がシモンに舟を漕ぎ出すように頼まれており、私達にアプローチして下さいます。次にルカ5:4(「深みに漕ぎ出して、網をおろして魚をとりなさい。」)と命令形で導いています。ルカ5:5シモンは(「…でもおことばどおり、網をおろしてみましょう。」)ルカ5:6(そのとおりにすると、たくさんの魚がはいり、網は破れそうになった。)ルカ5:8 (「主よ。私のような者から離れてください。私は、罪深い人間ですから。」)
ここでのポイントは
① 全ては神の御手の中にある。 
神の御子イエス様ご自身から身を低くされて懇願されるように、私達に近づいて下さいます。イエス様のおことばが理解できてもできなくても、受けとめる=従うことが非常に重要なポイントです。時に神様は私達を次のステップに導く為に命令されることがあります。それに対して従順に応答することによって、祝福のプロセスにつながっていきます。
②人間的能力に頼ってはならない。
プロの漁師であるシモンが夜通し働いて、何一つとれないのはとても珍しいことでした。しかしこの滅多にないことが、シモンをイエス様に引き寄せ、近づけるきっかけとなりました。神様の御前ではどんな素晴らしいスキルを持っていても、たいしたことではありません。自分の経験を判断基準にしてはいけません。神様が用いられるのは従順な人です。
③でも…という信仰でも十分です。
シモンは疑いながらもイエス様のおことばに従いました。その結果、神の御業によって3000人以上の人々を主のもとに導く伝道者になりました。
私達の信仰生活には、迷い、疑いがあります。それでも神様のおことばの上に、信頼の網をおろす時に奇跡が起り、神様の大きな祝福を受けるのです。