2009年5月3日 友情の代価
2009年5月3日の礼拝メッセージはヨハネ15:12-17から「友情の代価」と題して話されました。地上で人間関係は天において父なる神、子なる神、聖霊なる神の関係を反映しているはずです。イエス様が自分の生涯を通してその関係を示してくださいました。十字架を通して私たちがその神聖な関係の中に導かれます。ヨハネ15;13,15にあるように、イエス様が人間の間にごく普通の人間関係を語っている「友」と言う名称を高く上げ、自分ともっとも密接にできる関係を示すようにお使いになりました。以前に、先生、主、弟子、しもべ、の名称を認められました。これらのものは先輩後輩を示していますが、友とは平等の関係を示しています。旧約聖書が神と人間の友関係を先取りしています。①アブラハムは神の友と呼ばれています(2歴20:7;イザヤ41:8;ヤコブ2:23)。これは信仰の初歩で信仰による義を語っています。②ルツとボアズは無信者とキリストの型で、神の国に受ける永遠の遺産を守ることを語っています(ルツ2:13)。③ソロモンと花嫁は花婿なるキリストと花嫁なる教会の型で、教会(信者たち)が永遠にキリストと共に住むことを語っています(雅歌5:1)。箴言18:24に兄弟より密接な者〔友〕がいる。これはイエス様です。では、イエス様と友関係の特質はなんでしょうか。①知識。15節。神の御心を知ることです。②使命。16節。神の御国の中で成功ある使命に任命されることです。③資料。16節。祈りによってその使命を成功する為の必要のものが与えられること。イエス様が弟子たちと友関係を取り入れたのは過ぎ越し祭りの中で取り入れられた「聖餐式」の後に関連しています。1コリン10:16-21の中で、あずかると交わると言う言葉に注目すべきです。この2つの言葉は物と人が一体となると言う意味です。これは「友関係」と言う意味と同じです。あずかるとは両者の関係を意味しています。交わるとはその関係を確実にする誓約を意味しています。聖餐式は十字架の型で、イエス様と友関係を再確認するところです。