2009年4月26日 「福音に立っている。」

先週の礼拝より
2009年4月26日の礼拝メッセージは第1コリント15:1-8から「福音に立っている」と題して話されました。イースターに引き続いて、復活のテーマをもう一度取り上げました。「立つ」とは、生活のよりどころ、そのことを成立するもとになるもの、人または物が一定の役割をもって、秩序ある全体を組み立てることという意味です。福音はクリスチャンの生活の中でこのような役割をしています。初代教会のクリスチャンには、現在、私たちが持っている一巻した聖書はなかったにもかかわらず、りっぱな信仰生活を見せてくれました。なぜなら、彼らは復活されたキリストの目撃者であったので、イエス様が生活の中で現実のものとなっていたからです。2世紀のおわりで、回想の形で、福音の神学が教会の中で広まり、その「福音」が「生活のよりどころ」となりました。福音を生活の中で実際に行っていないなら、「信じること自体が、無駄になってしまう」可能性があるのです。では、どのようにして福音を生活のよりどころ(ささえ、成立するもと、秩序ある全体を組み立てるもの)にすることができるでしょうか。①福音の数々の真理を生活の中で現実化することによる〔15:2〕。固く守る、しっかり覚える、保つ、とは旧約聖書の時代は記念像を建てることによりましたが、私たちの場合は、生活の中で福音の真理を実行することによるのです。②イエスの十字架と復活に対して深い関心を持つことによる(15:2,3)。救いの代価、すなわち、イエス様が御自分を犠牲にしてくださったことを理解すればするほど感謝でいっぱいになるはずです。③信仰の先輩である兄弟姉妹たちの証を通して励ましを受けることによる(15:5-7)。福音の真理は使徒たちのイエス様との経験の証によって定められました。私たちも兄弟姉妹に自分の生活を語り告げる必要があります。④個人的にイエスキリストを確実に経験することによる〔8〕。月足らずで生まれた(改心された)使徒パウロがイエス様を肉眼で見たことはないが信仰によってイエス様を見て、そして信じて救われたことが私たちの型です。福音と言うのは全世界の人々の生活のよりどころです。あなたの生活にとってもそうでしょうか