2009年3月8日 「石を運ぶ人ー聖霊による証人」神の祝福を運ぶシリーズその10
ヨシュア記4:1-8から「石を運ぶ人、聖霊により証人」と題して話されました。3,5節を中心にして、この箇所に「証し」を意味することばがたくさんあります。たとえば、しるし、記念、石の意味を聞く子供たちへの返答など。全国民が神の偉大さを知る為です。そして最後に、 24:22には「あなたがたは証人です」と書いてあります。石、ヨルダン川、そして、ヨシュア自身が聖霊によるバプテスマとその力によって証をする証人の比喩です。ヨルダン川の横断は1章から5章の間に36回でています。それほど重大なイベントです。ヨルダン川の横断の意義は聖書の中から水による大事件を調べれば、わかってきます。①前アダムの時代の大洪水(創1;1,2)は、神の滅びの下で生まれる人類を意味しています(ヨハ3:18)。②ノアの時代の大洪水(創6,7章)は、神の罪に対する滅びと箱舟であるイエスによる救いを意味しています(ヘブ11:7、1ペテ1:20、21)。洗礼の意味を注目してください。③紅海の横断(出14章)は、洗礼を受けて、キリストを主とすることを意味しています(ヘブ11:29、1コリ10:1-4)。④ヨルダン川の横断(ヨシュア4章)は、神の国にはいって、それに対して、御霊による証人を意味しています。ヨシュアは聖霊を示しています(民27:18-23、申34:9)。ヨルダン川が聖霊によるバプテスマを示しています。マタ3章ではヨハネがイエス様に水によるバプテスマ(洗礼)をほどこしましたがもっとも重大なバプテスマはイエス様が授けてくださる聖霊によるバプテスマです。聖霊御自身があかしのはたらきをしてくださっています(ロ8:16、ヘブ10:15-17)。信者は聖霊バプテスマを受けて、証人となるはずです(使途1:8)。イスラエル民族はヨルダン川を割って、カナンという「約束の国」に入った後、新しい動力によって生きるようになります。荒野で導いたモーセと、雲と火の柱はもうなくなりました。これからイスラエルを指導するためのいっさいの権威がヨシュアに授けられました。同じように天と地で、一切の権威を持っておられるイエス様が信じる人を自分の証人として立てて、世界に遣わしてくださいます。その勤めをするために聖霊によるバプテスマが必要です。「各自、石一つずつを背負って来なさい」。