2008年10月5日 この上ない幸福はなぜ永久に続かないか 苦難の中でクリスチャンの取るべき態度 その2
2008年10月5日の礼拝メッセージは第1サムエル記30:1-6から、「この上ない幸福はなぜ永久に続かないか」と題して話されました。先週、苦難の中でクリスチャンの取るべき態度と言うテーマを引き続いています。詩篇集の中で100編を書かれたダビデはその詩の中で人生の経験を畜生的で正直に書いています。自分にある思い、神に対する考え、そして自分の敵に残酷な報いが下るように願っているこの同じダビデが神を賛美して、神に信頼する信仰を見事に示しているのはどうしたことでしょうか。ある悲惨な一日にすべてのものは取り去られました(1-6)。しかし、重要な言葉は「取り戻す」です。この取り戻すと言うのは人と物(1-6)を取り戻すより、それによって神に対する信頼と自分の務めに対する確信を取り戻すと言う意味でしょう。1サム記30:6にその秘訣が見えるのです。「しかし、ダビデは彼の神、主によって奮い立った」。ここに3つか4つの重要点があります。①しかしとは、ほかの者が示したのと違う行動。②彼のとは、自分自身が持っている神とのかかわり。③奮い立つとは、獣が眠りから帰って獲物を勝ち取ると言う意味です。そのために、まず、霊的な行動をした。その具体的さは神の御こころを求めた(6)。そして答えは、(自分)でやれ、(自分)ができると言う神のご命令と約束でした(7)。その後に取り戻す策略を立てた(9,10)。600人の内に200人は途中まで助けてくれたがビゾル川(冷たい激流と言う意味)に着いた時に疲れの故でそこから先行くことはできなかった。疲れは信仰とチャレンジに立ち向かう勇気に悪い影響するものです。次に、取り戻す道に神ご自身の小さな奇跡があった(11-16。)これがなければ成功に終わらなかったでしょう。その成功はすべて物を取り戻したばかりではなく(18,19))敵のものも奪い取った。この物はダビデの分捕り物となった(20)。そしてダビデは主の技を認めて、その分捕り物の祝福を途中まで助けてくれた200人と長老、友達、そして国中の13地区にいる住民たちに分かち合った。なぜこの上なく幸福は永久に続かないでしょうか。それはその経験を通して前に置かれている祝福を受けて、自分だけで経験するのではなく、その恵みを多くに人々に分かち合うことができるためにです。