2008年8月3日 「ししの口を塞ぐ信仰」 信仰の度合いシリーズ その1

2008年8月3日の礼拝メッセージはヘブル人の手紙11章32-34から「信仰の度合い」シリーズとして「ししの口を塞ぐ信仰」と題して話されました。信仰の道に敵対するものが多いということがわかる必要があります。聖書の中で「しし」は次の比喩です。1サムエル記17:34-37.ゴリアテは神を挑むもの。詩7:1,2.迫害するもの。詩22:20-23.教会における兄弟関係の密接な交わりをあざけるもの、1コリン16:9.新しい勤め口に立って邪魔するもの。2テモテ4:17.奉仕の成功を妨げるもの。1ペテロ5:8,9.信仰の弱い人を食い尽くそうとする悪魔。聖書の中でししの穴に投げ込まれたダニエルの物語は有名です(ダニエル書6章)。この物語りに3つ程度の信仰が見えます。ダニエルに完全な信仰、ダリヨス王にまもなく芽生えてくる信仰、そして、ダニエルを訴えたものに本当の信仰でない信仰です。ダニエルが信仰は生活の現実の中でどれ程役に立つか示しています。ダニエルはただ、神の存在を信じただけではなく、神ご自身を信じました(23)。反対に太守たちの信仰は役に立っていませんでした(24)。この物語を通して「ししの口を塞ぐ信仰」の特徴を学ぶことができます。①社会生活に加わって、優れた人民としての信仰です(1-4)。②御言葉と祈りの信仰の根本を堅く守るものの信仰です(5-10)。③最も暗い時、人間の力が役に立たない時に自分の内部を調べて信仰が見出せるものの信仰(17-23)。④敵のある中でことばと行動によって明確に信仰の証を立てるものの信仰(20-22,26)。このような信仰が一人(ダリヨス王)と国民に影響する信仰です。そして、自分も報いられます(28)。