2008年4月13日    キリストの昇天と信仰生活の関連性   その1

2008年4月13日の礼拝メッセージはマルコ16:19,20から「キリストの昇天と信仰生活の関連性」と題してこのシリーズの第一回目を話されました。キリストの昇天と天上での働きは信仰生活に関して重要な出来事です。昇天はイエス自身が弟子たちに前もって知らされ、福音書の中に歴史的な事実として記録され、目撃者の証もあり、初代教会の信条の一部になりました。そしてヘブル書の大部分はイエスが昇天して、今、天でなさっている働きに関連して書かれています。イエスは信仰の初歩に踏み出した弟子たちが十字架のことがわからないので叱りながら、昇天を理解することによる無限の将来を教えました(ヨハ6:62)。昇天は世界福音宣教(マコ16:19,20)、神への礼拝(ルカ24:53)、そして弟子たちは今まで知っていたイエスの経験だけに留まる危険性があった時に、さらに信仰の道に進んでいく為の聖霊の降臨(使徒1:1-4)を生じさせました。現代のクリスチャンにどんな関連性があるでしょうか。ヨハネ14:1-4によると「心を騒がしてはならない」と言う予防行動ができるためにイエスが天から力づけてくださいます。騒ぐという言葉は(原語テロイストという意味)新約聖書では16回出てきます。人間関係、人の言葉、霊の次元に対する恐れは、精神的、霊的な出来事が原因です。そのものにかき乱されないように神とキリストを信じて、神を父として親しく知り、将来自分の運命にいたらせてくださる神に信頼して、キリストによって神と永遠な交わりという希望を持ち続けることができます。一言で言えば天上のことから(昇天なさったイエス)力を頂いて地上の事情に適用することができるのです。(続く)