2007年12月16日 クリスマスシリーズ第3             礼拝と対立した権威の衝突

2007年12月16日の礼拝メッセージは2007年クリスマスシリーズの第3で、マタイ2:1-18から「礼拝と対立した権威の衝突」と題して話されました。博士たちの訪れがクリスマス物語の中に含まれているのはキリストに礼拝をささげることがどんなに大事なことであることとその礼拝に対立した権威との衝突が必ず起こるということを教えています。その権威は、①博士たちに例えられた権威。違う国の主権者なのにイエスを王として認めて拝みにきた。②ヘロデ王に例えられた権威。自分の主権が奪われる恐れがあった時、真の礼拝者のふりをして偽礼拝を捧げるつもりでした。③祭司たちに例えられた権威。真理を知ったのにイエスを拝みに行く自由権威があるがそうしなかった。④天文のほしに例えられた権威。博士らは天体を信用していたが、信者が神の霊感によって書かれた御言葉と聖霊の導きだけを信用しました。⑤贈り物に例えられた権威。人は自分をイエスに捧げますがイエスが人に永遠の命と罪の許しを与えてくださいます。このようなそれぞれの対立した権威に打ち勝つ真の礼拝はなんでしょうか。①自分の人生に働く神の超自然的なわざによってはじまり、そして保たれている礼拝です。博士たちはイエスの誕生をしるした星を見、イエスを見つけるまで星に導かれた。この働きは聖霊のことです。②命の源であるキリストとその命を支える御言葉にゆだね、従う礼拝です。ヘロデ王はことばに脅かされましたが信者が同じ言葉によって生まれ、また生きるのです。1ペテ1:10,11,23-25;マタ4:4;ヨハ17:8)③キリストを自分の主として認める礼拝です。神の国に属するクリスチャンがキリストの主権に服従しているべきです(使徒2:36;ロマ10:9)④偽礼拝を見分けして退ける礼拝です。ヘロデ王は偽礼拝者ですが真の礼拝者がキリストの十字架と血によるきよめを通して信仰によって礼拝をする。ヘブ10:19-22)⑤イエスに最高、最善なものを準備して捧げに来る礼拝です。ロマ12:1,2)この物語にある人たちと同じようにひとつの決心をする必要があります。①祭司たちのように真理を知ったのにベツレヘムに行って、イエスを発見しない決心をするか。②ヘロデ王のように偽礼拝者として来て、神の永遠の業を滅ぼしてしまう決心をするか。③博士たちのように信仰の旅に出てイエスを見つける決心をするか。そこにはじめて、礼拝と言う生活が始まるのです。