2012年12月9日の礼拝メッセージは2012年クリスマス・シリーズの第2として、ルカ:1-6;ガラ4:4,5から、「歴史を変えたその時ーキリストのご降誕」と題して話されました。歴史の中での決定的瞬間が沢山あるがイエス様の誕生ほどに歴史を変えたものはないでしょう。人類と人生にイエスの誕生の意義を理解するために「時が満ちると」というテキシトの中の「時」と「満ちる」の2つの言葉の意味を知る必要があります。「時」はギリシャ語では「クロンオス」で、時間の流れを意味する言葉と、「カイロス」で、「瞬間、一刻」を意味する言葉があります。「クロンオス」を漢字で「時」と示します。「カイロス」は、「機」と示しています。「カイロス」は「クロンオス、時間の流れの途中で明示した瞬間に起こるエベントを示しています。「満ちると」とはこの「カイロス」のエベントを意味しているとともに、「満ちる」とはギリシャ語では「プレーローマ」と言って、ギリシャの哲学者の中で神々の領域、性質、力を意味していると考えています。では、「時が満ちると」を「人間の事件において、神の完全な力が働く目的に達する瞬間
」と定義します。このような働きは聖書の神のキリストの生涯の中で良く見えています(使徒2:22,23)。では、この故意的出来事ーキリストの降誕をガラ4:1-6の中から調べましょう。① いつ?偶然ではなかった。文化的、政治的、社会的の状況は丁度良い者でした。② どのようにして?人間性によれば女から、神性によれば神に与えられた。③ なぜ?罪人得お購うため、救われた者を神の子になさるため、神を父として知るためにです。さらに、「プレーロマ」という神の満ちることは、信者の生活の中で働いています。キリストにある神の充満を得る(ヨハ1:14,16)。地上では教会がキリストの充満の形です
(エペ1:23)。信者は神の充満で満たされているべきです (エペ3:19)。信仰生活の目的はキリストの充満です (エペ4:13,14)。私たちの中でキリストの喜びが全うされる
(ヨハ17:13)。全ての物の存在の目的はキリストの充満にある (エペ1:10)。これは歴史を変えたその時のことですが、このような決定的な瞬間があなたの人生の中に起こったことでしょうか。