2011年10月16日 「ヨナよりまさった者」何より偉大なもの シリーズ2
2011年10月16日の礼拝メッセージは、マタイ12:38-41から「ヨナよりまさった者」と題して話されました。「まさる」と言う言葉は、質と量が豊かである、祝福があふれ出ることを意味します。原語には「者」と言う意味はありません。キリストはヨナ自身だけでなく、ヨナ書に記されたヨナと神様との間に起こった事柄よりもまさっているのです。今日の箇所で、イエスに「しるし」を求めているが、証拠としての奇跡は信仰を生じさせるのではなく、「しるし」は信仰と共に働き、その信仰が真実であることを証明します。ここに三つの「しるし」を見ることが出来ます。ヨナとニネベの人、キリスト、今の時代の信者です。①ヨナのしるし。ヨナの使命、不従順、嵐、クジラに飲み込まれ、吐き出された後、ニネベの町に現れた様子と船員たちの証しなどの一連の話は、神の恵みは、特別な国民ユダヤ人だけではなく、キリストを通して全ての人に差し出されている事を、ヨナの宣教を通して教えています。②キリストのしるし。ヨナが三日三晩クジラの腹にいたことは、キリストの死と復活を指しています。復活は、神から遣わされた者の証拠です。(使徒2:22)。そして、キリストの福音による世界的な救いを語っています。③信者のしるし。ニネベの人の悔い改めと神を信じたことは、福音を受け入れる者の祝福を示しています。キリスト信者もしるしです。(ヘブ2:13-15、イザ8:18)。数百年の時を隔てたヨナとキリストの出来事は、深い繋がりがありました。神様はご自分の計画を成就するために、ずっと前から私たちの生活の中に御業がなる為、必要な状況を用意してくださっています。それは、私達がキリストのまさる(質と量が豊かである)こと、あふれ出る祝福の中に生きるようになるためです(1ペテ1:3)。