2008年12月7日 イエスキリストの系図 その1
2008年12月7日の礼拝メッセージはマタイ1:1―17から「イエスキリストの系図」と題して第一部を話されました。マタイによる福音書にある系図がイエスの人間性を示しています。ルカによる福音書の系図がイエスの神性を示しています。そして両方ともは私たちの信仰生活に対して意味を持っています。①イエスの歴史的家系。聖書の中のイエスと言う人の歴史的事実性を否定する人はいないでしょうか。いいえ、その当時も今もいるのです(2ヨハ1:7;ヘブ2:14;ルカ1:1-4;使徒1:1-3)イエスの人間性には2つの目的があります。1.人類に神を告げ知らせること(ヨハ1;1,14;ヘブ1:1-3)2.人類を罪から購うこと(ピリ2:5-11)。②イエスの霊的家系(ルカ3:23-38)。これはイエスを信じ、生まれ変わって、神の子供となったクリスチャンのことを語っています。イザヤ53:8,10;使徒8:33によるとイエスは人間の子孫を残さなかったが霊的な子孫がいます(1ペテ2:5-10)。ところが、マタイの系図には3つの部分があります。この3つの部分はイスラエル民族の昔の歴史にあった重大な出来事を示しています。そして、それらのものはわたしたちが信仰生活に経験するものを示しています。① 第1部はアブラハムからダビデまでの14代です。アブラハムは信仰の父で、信仰生活の始まりを語っています(創12:1-5;ガラ3:7)。ダビデは生活の中でイエスを主と王とすることを語っています(使徒13;21,22)サウロとダビデは肉的と霊的なクリスチャンの違いを示しています(1コリ3:1)。第2部はダビデからバビロン移住までの14代です。イスラエル民族はカナンに入ってから別の神々と偶像崇拝に引き連れられたので、その心を清める為に神が彼らをバビロンに移住させました(使徒7:41-43)。これは肉に属するクリスチャンのことを語っています(ヨブ15:12,13;1コリ12;2,3;ガラ1:6-8;2:1,13.参考)キリストが解放してくださいます(ガラ5:1)。次回はイエスの神秘的な家系とイエスと個人の経験上の家系のことについて話します。